金城茉奈さんの日干強弱と喜神・忌神
今回は虎の舞のほうでも解説した金城茉奈さんの先天運における日干強弱、そして喜神・忌神を明らかにしたいと思います。早速金城さんの命式を見てみましょう。
金城茉奈さんの日干強弱
以下が金城さんの生年月日、1996年2月24日の六柱です。
天干 | ? | 辛 | 庚 | 丙 |
---|---|---|---|---|
地支 | ? | 卯 | 寅 | 子 |
以上が金城さんの六柱となっています。時柱が不明ですが、金城さんの死亡した時の大運や流年運の動向をうかがうことで、かなり高い確率で喜神・忌神が分かると思います。
金城さんは日干が辛金であり、月支は寅月・木旺ですので日干は囚令です。また地支には卯・寅・子とあり、木が大変強くなっていることが分かります。以下、六柱における五行別の力量を見てみましょう。
五行 | 力量 |
---|---|
木 | 16.7 |
火 | 5.3 |
土 | 0.3 |
金 | 4.0 |
水 | 6.0 |
このようになっており、やはり木が16.7と突出して強いことが分かります。そして日干・金のエネルギーはそれに対して約4程度しかありませんので、身弱であることは明らかです。ちなみに金城さん(この日生まれの人)は、何時に生まれても身弱となります。
ということで金城さんの日干強弱は身弱。強弱の程度は小弱~中弱以上確定です。
金城茉奈さんの格局判断
次は格局判断です。喜神・忌神を導き出すのに重要となるのは格局判断ですから、ここでの判断が大変重要となります。なぜなら日干の強弱が分かっていても、特別格局に属するのか、普通格局に属するのかという違いで、喜神・忌神が全然違ったものになる可能性があるからです。
金城さんの命式をあらためて見てみましょう。
天干 | ? | 辛 | 庚 | 丙 |
---|---|---|---|---|
地支 | ? | 卯 | 寅 | 子 |
命式は日干・辛の身弱であり、なおかつ寅月・木旺生まれのため従財格(特別格局)となる可能性があります。そして従財格の成立条件である印がないこと、有力な比劫(主には根)がないこと、財が月令を得て強いこと、という三つの条件がこの時点では揃っているため、金城さんの命式は従財格となる可能性があるのです。
以下、ひとつひとつ確認してみましょう。
- 有力な比劫がないこと: 地支には申・酉・戌(金の地支)がない。また天干には庚金あるも、丙火によって剋され無力。
- 印がないこと:天干・地支ともに印なし。寅の蔵干に戊土を含むが、木旺なので土は非常に弱く従財格の妨げにはならず。
- 財が月令を得て強いこと:木の財(寅)が月令を得ており、なおかつ地支すべて木を生助し強力。
以上のことから、金城さんの命式は従財格である可能性があります。しかし、もし時柱において有力な金・土があれば普通格局となる可能性もあります。つまりこの時点では、金城さんの命式は普通格局か特別格局かの判断はできないため、次の項で判断していくことになります。
金城茉奈さんの歳運から用神・喜神・忌神を推測する
このように六柱だけでは格局の判断が困難な時は、事象から判断をします。このため事象がまるで分からない場合はお手上げなのですが、金城さんの場合は死亡した時期が分かるため、その事象から喜神・忌神を推測することができるのです。
それでは早速、金城さんが死亡した時の大運と流年運をうかがってみましょう。まずは大運から見ていきます。
金城さんが死亡した 2020年12月時の大運
金城さんが死亡した2020年12月現在は大運が【戊子】となっています。注目すべきは地支の子であり、この子は水の旺支、つまり蔵干に癸・壬という二つの水の干を蔵しており、最も水のエネルギーが強い地支です。
また子の蔵干である癸・壬は培木の作用が非常に強いため、この子水が地支の寅・卯をよく生助していることが分かります。つまり、この大運期(2012年~2022年)は水と木のエネルギーが強く、特に木を強化する傾向がありました。
ちなみに天干の戊土は日干を生じる土ですが、まず陽土というのは金を生助する力が弱いということ、そして天干の力量は地支に比べると半分程度であることから、戊土が来ても制水力は弱く、強い水のエネルギーを大きく弱めることはできません。なにしろ地支には元々子水がありますので、子二支となり、水が奔流となるためです。
金城さんが死亡した 2020年12月時の流年運
そして流年運は【庚子】でした。ここにも子水があらわれたことは驚きと言えますが、そうなると子三支ですので、水は洪水となって木をも押し流す勢いとなっています。数値にすると水のエネルギーは20を上回るため、この時は木よりも強くなっています。
ただやはり水は木を強化する作用があるため、これに伴って木もさらに強く、やはり20以上の力量となります。このことから、金城さんが死亡した時期は水・木ともに大過していることが明らかなのです。
ちなみに11月・12月・1月前半は水旺の時期ですから、月運としても水が強くなっていました。そして水は日干・辛金のエネルギーを奪い、その水が木を生じ、さらに金のエネルギーを弱めるという偏った気の流れとなっていたのでしょう。
もうお分かりかとは思いますが、金城さんは非常に高い確率で水と木が忌神の命です。
金城茉奈さんの解命結果
それでは金城さんの解命結果を以下にまとめます。
- 日干:辛金
- 格局:正財格または正官格
- 日干強弱:身弱(小弱以上確定)
- 用神:庚金
- 喜神:金・土
- 忌神:木・水・火
- 閑神:※時柱において土が有力な場合は火が閑神となる場合あり
- 調候:不要
このようになります。用神は木旺のお生まれでおそらく木が最強であることから、木を制することのできる庚金を取ります。土は喜神ですが、有力な木に剋されてしまうため用神とは取れません。そして土は躁土よりも湿土が好ましいです。
ちなみに病原となった部位はおよそ金・木・水のいずれかとなります。病原となりやすい部位は大過もしくは不及の五行ですから、木の大過によって弱まった金、もしくは大過する木・水のいずれかとなりますが、概してその全てが関連していると言えるでしょう。
金城茉奈さんの最良名
虎の舞のほうでも解説しましたが、先天運と姓名は互いに関連していることが多いです。今回の姓名判断の結果でも、主に木の部位に難が出やすいと判断しましたが、先天運の解命結果においても木という大過・忌神の五行が浮かび上がりました。
そして金城さんの最良名についてですが、やはり木・水大過にして忌神の可能性大ですので、天格・金の場合は【金・土・火】最良です。また、時柱によってもし日干が中弱以上となる場合は、【金・金・土】と金を強化しても吉です。
このように姓名において喜神の五行をよく入れますと、歳運にて強い忌神運が巡ってきてもそれほど衰えずに過ごすことができるのです。もちろん忌神のエネルギーによって体調不良や心身の不調などは起こりやすくなりますが、若くして病死という悲惨なことにはなり得ません。
なお虎の舞のほうの記事は【女優の金城茉奈さんが25歳の若さで死亡!姓名にあらわれた病難の暗示を読む】です。一応リンクを張っておきます。