四柱推命旺

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運期を最大限に高めるための行動と考え方~運勢は行動を起こすことで上昇し、行動を制限することで下降することについて

今回は運気を最大限に高めるための行動と考え方について解説したいと思います。なぜなら、たとえ現在が良い運気に恵まれていても、行動の仕方によっては全く良い運をつかめないからなのです。そして運は待っていて良くなるものではなく、行動を起こすことによってのみ向上するという性質があるためです。

ところで、かなり多くの方が、運気の悪い時には行動しない方が良いと考えているようです。私のところにも、『今年は時期が悪いので来年まで待とうと思っている』や、『今年は運気が良いらしいので行動を起こしました』などの報告をいただくことがあるのですが、実はこういう考え方自体が運気を停滞させる原因となります。

答えは簡単で、『境遇は自身の選択と行動によって良くしていくものなので、そもそも行動しない場合は何も起きないか、むしろ運気が低迷する』ためです。以下、その理由について解説していきます。

全ての成功者は運気の悪い時期にこそ努力をしている

よく『悪い運気の時は何かを始めないほうがいいですよね?』といったご質問をいただくのですが、もし悪い運気の時に行動しなければ、良い運気の時はどうなるでしょうか?全ての成功者は、悪い運気の時に努力や行動を起こしたからこそ、その次の良い運気で実りを得ているわけです。

このため良い運気の時にしか行動を起こさない場合は、当然実りが少なくなります。どのような道でもある程度の期間は下積みや準備が必要であるため、良い運気に行動を開始してもすぐには成功せず、そのまま忌神運に入ることになるでしょう。それで長く低迷し、やめてしまうかもしれません。これはものすごい時間の無駄というものです。

そうであれば、むしろ『悪い運期の時こそ行動開始に適した時期』と言えるかもしれません。

そこで成功者の経歴や大運をうかがうと、当然のことながら忌神運に行動を起こし、その後様々な苦労を経た後に、喜神運に入って努力や苦労が報われる、つまり世に認められ財を成す、といった流れとなっていることが分かります。そのため多くの成功者に共通していることが、『思い立ったら吉日』であり、これが運勢向上の観点からも最善であるわけです。

また反対に一発屋などは、強運期に行動を開始したら一気に売れ、その後忌神運期に入って一気に凋落ということもよくあります。これは運期がどうのこうのというよりも、中身がよく鍛錬されていないことが原因ではありますが。

失敗を恐れると運勢が下がる理由

では、なぜ行動できないのかと言うと、失敗を恐れているからですね。『運気の悪い時期に行動を起こして全てを失ったらどうしよう?』というわけです。しかしそのような考え方が、実は悪い運気をさらに良くないものにしてしまうわけです。

というのも、運気は循環しています。概して運勢は、悪い運気->良くも悪くもない運気->良い運気->良くも悪くもない運気->悪い運気のように起伏しつつ巡るため、何か行動を起こしていればいつかは報われる時が到来します。もちろんその人の努力次第、考え方次第で結果は良くなったり悪くなったりはしますが、それでも正しい努力を続けていれば何らかの実りは必ず得られるわけです。

ところが恐怖によって行動を抑制してしまうことにより、当然のことながらせっかくのチャンスを逃してしまうことになります。もし忌神運時に行動を起こしていれば、運勢が上昇する喜神運期には大いに花開く可能性があったものの、何も行動を起こしていないため、少しばかり平穏な日常が訪れるだけという、何ともむなしい結果となるでしょう。

また何も行動を起こさないことは、運期の停滞ではなく後退を引き起こすため、むしろ運勢を低下させてしまうのです。これはある種の人間を見ても分かりますが、一日中ダラダラとテレビやスマホを見て過ごすだけの受動的な人は、その境遇が維持されるわけではなく、能力低下(運勢低下)により、どんどんと落ちぶれていくわけです。

最大限に運勢を高めるには、とにかく思い立ったら即行動

そのため、とにかく思い立ったら即行動が最善となります。特に自分が直感的に良いと思ったことや、意欲的にやってみたいと思ったことについては、その時の運期がどうであれ、すぐに着手するのが良いでしょう。

その時、忌神運だから勉強と準備の時期に当てよう等と考える必要はなく、どんどん自分のやりたいように行動していくという意識が必要です。とにかく運期が低迷しているから、大殺界だから、失敗したら格好悪いから等等の理由で行動を制限してくと、それがどんどん運勢(運の勢い)を削いでしまいますし、結果的に行動が中途半端になるため、それこそが失敗の原因となってしまいます。

また、よく周りの事情を理由に行動できないと主張する人もいますが、それは周りに気を遣いすぎというものです。私の場合は、極端ですが自分のやりたいことに反対する人とは誰であれ縁を切るという覚悟をしていますが、そのくらいのほうが周りも分かりやすくて良いでしょう。

失敗は善

『そんなことを言って、失敗したらどうしてくれるんですか?』なんて言う人があるかもしれません。しかし、陰陽思想の原則として、表あれば裏あり、つまり『失敗しなければ絶対に成功しない』わけです。

つまり成功者というのは、小さな失敗を積み重ねたことによって大きく成功しているということになります。反対に行動を起こさない人は失敗もしない代わりに一切成功もしない、ということです。ですから成功の要諦は『とにかく早く行動して早く失敗してまた行動して』を繰り返すことであり、これによって成功にどんどん近づいていくわけです。

このため、とにかく思い立ったら即行動が最善なのです。それが忌神運期なら沢山失敗したり沢山非難を浴びたりするかもしれませんが、その失敗が自然と糧となるため、逆境に挫けずチャレンジを続けていけばものすごい成功をするかもしれないんですね。もちろんこれも、失敗をしっかりと糧にした場合ではありますが。

これを踏まえると、『運期が悪いから今は行動を起こさないほうがいい』と諭す占い師は、実はかなり悪いことを教えていることが分かるでしょう。