四柱推命旺

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タレントの岸本梓さん死亡~大運で喜神・忌神が逆転する命式について

今回は2025年2月24日、39歳という若さで癌のため死去した岸本梓さんの命式を紹介します。

報道では詳細については触れられていませんが、癌は土の五行のアンバランスに起因することが多い病気です。この点を踏まえて岸本さんの命式を見ていきましょう。

岸本梓さんの命式

岸本さんは1985年3月20日生まれとされています。この誕生日の三柱は以下です。

天干
地支

上記命造は日干・戊土であり、月支は卯月・木旺の死令です。このため三柱における五行の力量は下記のとおりとなり、日干・身弱である可能性があります。

  • 木:15
  • 火:8
  • 土:2.7
  • 金:0.7
  • 水:3

五行の数値は概ね上記のようになり、三柱についてはやや身弱です。ただし、もし火の時間帯の生まれの場合は日干が身強となる可能性もあります。この点については時柱が不明のため何ともいえませんので、まずは仮の時柱を立てて日干強弱を判断してみましょう。

天干
地支
天干
地支

上記では火が最も強くなり、日干やや身強となります。特に巳の生まれの場合、未が巡ると火の方合ができ、火を強く忌むことになります。癌は土の五行の大過で起こりやすい病ですので、岸本さんの場合は巳の生まれである可能性が最も高いでしょう。なぜなら死亡時の大運は【癸未】、流年運は【丁巳】だったからです。

天干
地支
天干
地支

上記は木の時間帯です。特に卯時生まれの場合は日干が中弱程度とかなり弱まります。また寅の場合は、午と火局半合を起こすため日干はそれほど弱くありませんが、それでも小弱程度です。ただし寅時に生まれた場合、大運に寅が巡ると寅・午・寅火局半合以上を形成するため、日干身強となり、火を忌むことになります。

天干
地支
天干
地支

最後に金の時間帯です。これらも日干小弱程度の身弱となります。上記構造の場合、全ての五行が割合にバランスよく配合され、いずれの五行も大過しませんので、喜命と言えます。官(木)が司令する場合、食傷が有力であることは喜命の兆候なのです。

大運による日干強弱の変化

次に、大運による日干強弱、および喜神・忌神の逆転現象について解説致します。岸本さんのような三柱構造の場合、時柱および大運によって日干強弱が変化することがあります。

天干
地支

上記は先ほどもあげた寅時生まれの場合です。原局における喜神は火・土ですが、大運に寅や午が巡ると火の力量が30を上回るため、一気に忌神となります。この時、喜神は金・水、忌神は火・土・木となります。

天干
地支

上記構造は地支において、戌・午の火局半合が成立しており、原局においてはわずかに日干強となります。しかしこのような命造の場合、戌・午の合が解けると転じて身弱となる可能性があります。

たとえば大運に卯が巡ると(卯は戌と支合の関係)、戌・午の半合が解かれ、加えて卯が固有根となるため、木の力量が火を上回り火が喜神へと変化します。子が巡る場合も同様です。ただし卯運の場合、当然木は火を生じるため木・火に五行バランスが偏り、火の運は喜とは言いがたいでしょう。

岸本さんの時柱は何か?

最後に岸本さんの時柱について考察してみたいと思います。岸本さんは癌で死亡とのことですので、土が大過していた可能性が高いです。大運にも未が巡り、流年も2025年から巳の火運が巡っていましたので、命造においても火・土が強いと考えることは自然です。

そこで、未が巡る場合に火および土が最も強まる時柱は何か?という風に考えます。以下、火・土が強まる順に3つの時柱を紹介します。

天干
地支

1位は巳火です。この場合、巳・午・未の方合が出来、なおかつ天干にも丁火がありますので、火の力量はざっと35以上。そして同時に、火に生じられた土のエネルギーも大過することになります。大過した土は、洩らす金の気がないために五行アンバランスとなり、癌を発したと考えることができます。なお岸本さんは姓名においても火・土が優勢であるため、この線が濃厚です。

天干
地支

次に火・土が強まるのが午時です。未が巡ると、未と合関係となる午二支・卯・丑が存在するため未は固有根となり、五行バランスが火・土に偏ります。

天干
地支
天干
地支

上記の時柱も火・土に偏ります。特に【己未】の時間帯では土の干支が多くなることが分かります。したがって岸本さんの時柱は上記のいずれかである可能性が高いと考えます。これに加え、姓名構造においても火・土優勢となったことで忌神(火・土)の大運を強く忌む運勢となり、この度の病難につながったと推察しております。