四柱推命旺

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三崎優太(青汁王子)さんの先天運と喜神・忌神~財運の見方も

今回は最近株の暴落で大損したと言われる三崎優太(青汁王子)さんの先天運を解読したいと思います。また大運の旺相死囚休による合冲の判断方法、および姓名構造による運気悪化にも着目致します。

三崎優太(青汁王子)さんの命式と日干強弱

早速いつもどおり命式を見ていきましょう。生まれた時間が分からないため三柱での鑑定です。三崎さんは公式プロフィールページに『1989年03月29日 北海道生まれ』とあります。

天干
地支

三崎さんの日干は戊土であり、卯月・木旺の生まれです。これは旺相死囚休で判断すると『死令』にあたり、身弱となる可能性の高い生まれということができます。

三柱の構造は印・比劫である火・土が量の上では優勢であるものの、そのような単純な判断で日干の力量を出すことはできません。まずは旺相死囚休の原則に基づき、上記命造における五行の力量を出す必要があります。

命式における合・冲はありませんので、まずはそのまま五行の力量を計算します。

  • 木:10.0
  • 火:6.7
  • 土:3.0
  • 金:0
  • 水:6.0

このようになっており、財官の力量が日干の力量(印と比劫を元に計算)を上回るため、三柱での日干強弱は身弱と判断できます。ただし時柱の構造によっては身強となる可能性もあると勘ぐり、身強となる可能性のある火の時間帯の四柱も一応見ておきましょう。

天干
地支

巳の時間帯は天干・地支ともに火となるため、わずかに身強となります。しかし、大運等に子が巡ると身弱になるという命造です。

天干
地支

上記の時間帯の場合は、午・子が冲去し、財(水)の力量が0となるため、わずかに身強になると判断できます。しかしこちらも、大運等に子が巡ると身弱になるという命造です。

天干
地支

しかし上記の時間帯はやや身弱となります。他の時柱の全て参照したところ、先ほどの二つの時間帯以外はすべて身弱となりますので、身弱である可能性が高いと言えるでしょう。なお卯時の生まれの場合は日干が中弱以下であり、最も日干が弱く位相も低くなります。

三崎優太(青汁王子)さんの大運と事象から喜神・忌神を考察

上記によって身弱である可能性が高いことは分かったものの、断定はできないため、ここからは大運と事象を観察し、日干強弱と喜神・忌神を推測していきます。

『両親に「札幌の高校に通いたい」と告白して、札幌の高校に通うことになる。しかし、3か月の間に2度の停学処分を受け、3度目の処分として最終的に退学となった。 その後、年度中に転編入出来る高校に編入する。物欲が刺激されてアルバイトの面接を受けるが、不採用ばかりであったという。次第に学校をさぼるようになり、高校二年の中盤にはほとんど学校に行かなくなり、二度目の退学となった。』(ウィキペディア)

上記は高校時代ですが、大運は彼が17歳になるまで【丙寅】でした。中退した高校二年の時は、ちょうど大運の切り替わりの時期だと思われます。以降は大運が【乙丑】へと変わり、大運逆旋ですので土旺の時期が6年間続きます。

『通信制のクラーク記念国際高等学校時代、さらに生活は荒れてパチスロで当てた三崎はパソコンを購入して、ゲーム系のサイト制作をしていた。そのサイト上でアフィリエイトを始めたところ、すぐに利益が月10万円になったことから、仲間を増やしながらアフィリエイト用サイトを増やしていき、最終的には400万円の月収を稼いでいた。 しかし、仲間だった同級生とはかなり温度差があり、三崎のアフィリエイト組織は崩壊寸前になったという。また、税金を支払うことを知らず、税理士に相談したところ税金対策のために会社設立を薦められる。』(ウィキペディア)

上記の時期は大運【乙丑】にあたります。丑は原局の子と合去する可能性があり、子が忌神の場合は小吉。また合去しない場合も日干の根となるため、吉となる運勢です。対して日干が身強の場合は忌神ではあるものの、平強程度の力量のため凶とはなりません。

『2007年11月22日、株式会社メディアハーツ(現ファビウス)を起業して、高校卒業後はどこにも就職せず、自身の会社でアフィリエイト事業や携帯電話コンテンツの制作などを行っていた。アフィリエイトを始めるきっかけになった人物からの勧誘により、東京の某企業の子会社となり上京することになる。 しかし高卒で社会経験が無く、最低限の常識なども無かったことから、子会社として働くのをやめて恩師の社長から離れて、独立して会社経営をすることになる。 年商は1億円を超えて経営は順調であった反面で、社員の一人が社内情報を他社に売却しようとしていることが判明するなど、仕事関係での裏切りなどがあったことから、2010年に株式会社メディアハーツは休眠して、一旦、会社経営から遠ざかる。』(ウィキペディア)

【乙丑】運に入ると、上記のように起業し、年商は1億円を超えて成功し始めます。これは明らかに喜の兆候と言って良いでしょう。したがって丑土が喜神である可能性が高いです。

『2014年、美容通信販売事業を開始。1年目8億円、2年目18億円、3年目130億円……と売上を記録していく。自身がやっているアフィリエイト事業により、広告費をかけずに宣伝できたことが大きな武器になったという。 2017年、「すっきりフルーツ青汁」を2017年10月23日時点で累計1億3000万本販売し、17年9月期の通販売上高は前期比539 %増の131億円と増収率ランキング1位となる。主力商品にちなみ「青汁王子」として呼称され、メディアへの露出が多くなる。』(ウィキペディア)

注目すべきは、大運がちょうど2017年まで続いていることです。ところが2017年に入ると、大運は【甲子】水旺運となり、原局と併せて二つの子があらわれました。もし三崎さんが身弱で金・水・木を忌むのであれば、波乱的暗示のある大運期です。この大運期の出来事を見ていきましょう。

  • 『2019年2月12日、架空の広告宣伝費を計上し、2年分で約1億8000万円の法人税の支払いを免れた法人税法違反(脱税)容疑で東京地方検察庁特別捜査部に他2名と共に逮捕され、3月4日に同法違反の罪で起訴された。』
  • 『2019年3月、保釈後はTwitterなどを通じ、「青汁劇場」と称した投稿を多数に行う。』
  • 『2019年8月15日、ホストに転身を表明。8月19日 - 31日の間に指名212組、約8200万円を売り上げ“業界史上最高記録”を打ち立てた。』
  • 『2019年秋、ツイッター上で第49回衆議院議員総選挙にNHKから国民を守る党公認候補として立候補を表明した。しかし、三崎のツイッターで「脱税したとされている1億8000万円を日本の未来のために贖罪寄付します。1人につき100万円を180名様に現金で寄付します」と発表。その際、一般人も多数当選した為、公職選挙法に反する可能性もあり、それがネックになることから、立花孝志による出馬要請を取り消された。』
  • 『2020年2月、YouTuberとしての活動も開始。様々なYouTuberやビジネスの成功者たちとコラボや対談をしたり、自身の成功体験や金持ちになる方法などを語るなど、多くのファンを獲得する。 』
  • 『2021年2月、YouTube上でのオーディションを経て、次世代男性アイドルグループ「SNiii」(スニィ)の結成が発表された。』『しかし、プロデューサーの飯田祐基及びライバー社による「水増し請求」などの諸問題が発覚した上、既に6000万円を投じたものの「音楽配信サービスへの登録」などといった飯田側の作業が進展しないことに不信感を募らせていた三崎は、ライバー社と決別して「SNiiiの解散」を発表する。』
  • 『2024年4月15日までに公式YouTubeチャンネルを更新、「バイクを乗車中に交通事故に遭い、左腕を7〜8針縫うケガを負った」ことを報告した。』
  • 『2024年8月、株式投資で巨額損失を被ったことを明かした』

上記の期間はすべて大運【甲子】での出来事ですが、成功と波乱が入り交じっている印象です。しかし注目すべきは2024年で、交通事故に加えて巨額の損失ということで、明らかに運気が急降下している様子が見られることから、この年の大運と流年を重ね合わせてみましょう。

大運と流年の合・冲による波乱の暗示

はじめに、もう一度三崎さんの原局をご覧ください。

天干
地支

大運は【甲子】でした。まずは原局の力量と、大運の干支による力量を加えて計算します。大運【甲子】の力量は、子が10、甲が3~4程度ですので、大体以下のような五行力量(三柱+大運干支)となります。

  • 木:13.0
  • 火:6.7
  • 土:3.0
  • 金:0
  • 水:16.0

財の水と官の木の力量をあわせると、およそ30程度になり、大過していることが分かります。さらにここへ、2024年の流年干支である【甲辰】の力量を加えます。ここで注意しなければならないのは、大運と流年干支による合の関係です。

通常、辰は土旺の時期は子と半合を起こしません。土は水を剋すためです。しかし水旺の時期(大運)には、辰が巡ると水と半合を起こすのです。このことから、原局の子、大運の子、流年の辰が重なり、子・子・辰の水局半合以上が成立していたことが分かります。もし時支も子か辰なら、さらに+10の力量となります。

この子・子・辰の力量は30(2x5x3)となるため、これを原局を加味して計算した場合の五行の力量を出します。

  • 木:16.0
  • 火:6.7
  • 土:3.0
  • 金:0
  • 水:30.0

上記にて、忌神の力量が40を上回りました。この数値は、当サイトでも何度か述べていますが、命に危険があったり、大きな波乱を被る暗示があります。もちろん姓名構造が全て喜神である場合は最悪となる問題はでませんが、三崎さんの姓名五格の構造は以下のようなものです。

天格:火、人格:金、地格:木、外格:金、総格:土

このように忌神であると思われる金が二格に入ります。もちろん不及である食傷があることは一面として喜となりますが(特に成功運・仕事運において)、三才の構成が相剋関係となっていることが問題です。このため三崎さんの最良構成は【火・土・金】となるのです(【火・火・土】でも問題ないが、食傷が入らないため、仕事運や才能発揮運は弱まる)。

なおさらに考察すると、同程度に水の力量が強まる可能性のある流年【庚子(2020)】では大きな波乱が出ていなかったことから、おそらくは時柱の地支が子の合を防ぐ丑や午だった可能性があるでしょう。または、原局の地支が寅や卯で、金が閑神である可能性です。その場合は、【庚子】により水・木が大過したものの、食傷によって木の大過を防ぐことができます(三崎さんは姓名にも2つの金を有しています)。

上記のことから、やはり原局における三崎さんの日干は身弱と断定はできないものの、現在大運【甲子】下における忌神は水・木・(金)であると推測できるのです。

そして交通事故は、主に食傷と官の大過で起こることから、この事例については木【官】の大過による忌象と判断できるでしょう。事故は4月木運の時期に起こっています。

さらに財(水)の大過による忌象もあらわれていることは大運・流年の暗示どおりです。2024年の8月は【壬申】であり、水が非常に強まっていました。

おまけ:大運が絡む三合について

最後に大運が絡む三合についてお話しておきます。大運干支によって三合の地支が揃っても、三合しない場合があります。それは以下の時です。

  • 巳・酉・丑が揃うが、大運が【巳】火旺の時
  • 辰・子・申が揃うが、大運が【辰】土旺の時

上記2つの時期は三合が起こらないため、計算が少し複雑となります。ご注意ください。