ご質問『有名人の姓名で大吉名なのに病気で苦しんでいたり自殺したりという名前がある事が気になっております。先天運で説明がつきますか？原千晶さんについて』に回答

本日は上記タイトルのご質問にお答えする形で原千晶さんについての先天運を解説致します。なお四大運吉・三才吉であっても病弱者・不遇者などある例は虎の舞の方に沢山例を載せておりますのでそちらもご参照ください。

原千晶さんの例はその最たるものですので、今後虎の舞の【著名人の姓名判断～先天運と姓名の五行バランス編】に掲載しておきます。

原千晶さんの命式と日干強弱

原千晶さんは1974年4月27日の生まれとあります（ウィキペディア参照）。

天干	？	戊	戊	甲
地支	？	戊	辰	寅

原さんは日干・戊土であり、辰月・土旺の生まれです。まず、土が本気となる月支の場合は、本気が土旺かそれ以外かを見定める必要が非常に重要なポイントですが、原さんは土旺の生まれです。

その結果、三柱での五行エネルギーは下記となります。

上記は命式そのままの五行エネルギーです。ただし、もし戌・辰が冲去することになると、原局におけるは大体以下のような五行バランスとなります。

いずれにしても身強となる命造であり、身強確定です。また、ポイントは用神の金と喜神の水が皆無となることです。ただし、戌・辰が冲去したとしても、これは大運・流年運において解冲することも多々あるため、その都度しっかりと読み解く必要があります。

戌・辰の解冲が起こるのは酉・戌・子・辰・卯・午と大変多いです。

それでは以下に解命結果を示します。

格局は日干が月令を得るため健禄格となります。年干に官の甲、月支の辰に乙木を蔵するため、外格とはならないことに注意が必要です。

喜神は金（用神）・水。忌神は土・火です。木は一応喜神に入れていますが、もし火が時柱に入る場合は忌神寄りの閑神となります。

それでは原さんの姓名構造を見てみましょう。先天運においては、辰・戌が解冲すると日干が中強以上となることから、姓名には喜神必須であり、もし忌神大過する場合は健康運著しく弱り、病難暗示を免れません。

【原千晶】の姓名構造

天格・11・木｜人格・13・火｜地格・15・土｜外格・13・火｜総格・25・土
三才【木・火・土】

ご覧のように、原さんの姓名における先天運とのバランスの悪さは最悪レベルです。喜神が一つもなく、五格には忌神ばかり。このような場合、四大運の吉数や三才相生の吉暗示により社会的な成功運はある程度良好とはなっても、最も重要な健康運が損なわれることになります。

原さんの病歴を少しウィキペディアから引用致します。

2005年初めに精密検査で子宮頸がんと診断される。仕事を一時休業し、子宮を残す円錐形切除を受けて復帰した。しかし、2009年末に子宮頸がんと子宮体がんの併発に加えリンパ節への転移も発見され、年明けに子宮全摘出手術・治療に専念し、2010年5月まで抗がん剤治療を受けていた。
2016年1月10日、椎間板ヘルニアと診断されたことを明らかにした。
2023年7月、リンパ浮腫発症し保存療法を受けることを明らかにした。

具体的には、土多水弱の場合、必ず水の病気が出ることになります。水が象徴するのは主には、泌尿器系・婦人科系・腎臓・膀胱・骨・血流関係（リンパ系も含む）等です。この暗示のとおり、原さんは大運・丑・土旺の時期に子宮頸がんを発症しています。

また椎間板ヘルニアには主に金と水のアンバランスによって引き起こされますが、原さんは金と水が明らかに不足しているのです。

そして2023年にはリンパ浮腫発症とありますが、大運は【癸亥】と喜神の水旺運巡るものの、姓名構造が極端に悪いために水旺運が巡っても水弱が継続し（特に流年に木・火・土巡る時期が悪い）、喜を発揮しないわけです。

それでは最後に、原さんにとって最良の姓名構造を考えてみましょう。原姓が木性ですが、いくら相生構成であっても【木・火・火】【木・木・火】【木・木・土】などはいずれも凶となります。

したがって最良の三才構成は【木・水・金】となります。この場合、おそらく四大運に凶数が入ることになりますが、健康運はかえって大変良い状態となるでしょう。また水・金が喜神であることから、成功運や財運もより良好となるのです。

このように、先天運と姓名との間には非常に密接な関係にあり、その者の運勢・健康に多大な影響を及ぼすため、厳重を期して命名を行うことが必要となるのです。