四柱推命旺

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山川豊さんの先天運解読と喜神・忌神

本日は、先日肺がんであることを公表した山川豊さんの先天運について解説したいと思います。山川さんの姓名については、虎の舞の方で解説していますのでそちらをご覧ください。

早速見ていきましょう。

山川豊さんの先天運と日干強弱

天干
地支

山川さんは日干・乙木であり、月支は戌月・金旺の生まれです。若干従格が疑われますが、日支の丑が癸水を蔵しますし、月干が壬水(印)なので従格にはなりません。まずはこの点、非常に重要です。

その上で、三柱における五行の力量を見てみましょう。

  • 木:1.0
  • 火:1.3
  • 土:12.0
  • 金:10.0
  • 水:5.3

上記は調整なしの数値ですが、旺令の金ではなく、休令の土が三柱では最も強くなっています。ただ土は金を生じるため、補正すると若干金の力量が勝ると考えます。

したがって土・金あわせて22~24程度の力量があり、身弱は確定です(すべての時間帯で身弱となる)。

山川豊さんの解命結果

このため山川さんの場合は、事象を見るまでもなく、喜神・忌神が明確となります。

  • 日干:乙木
  • 日干強弱:身弱(小弱程度)
  • 格局:偏官格、または正財格
  • 用神:癸水
  • 喜神:水・木
  • 忌神:金・土・火
  • 調候:丙火

となります。ということで、事象・大運・流年運で答え合わせをしていきましょう。

山川豊さんの大運と流年運

山川さんは水と木が喜神の人です。このため、概して地支に木・水が巡る大運が良運期となります。もちろん、流年運によって起伏があります。

なんと山川さんの大運は、8歳~【癸亥】水旺運が巡り、その後は38歳~【丙寅】木旺運が巡ると、58歳まで喜の大運が続くという、恵まれた大運位相であります。

簡単に経歴に触れると、『1981年2月のデビュー・シングル「函館本線」がいきなりロング・ヒットを記録。同年度(1980年12月)にデビューしたアイドル歌手・近藤真彦らと音楽新人賞争いを繰り広げ、1981年末の第23回日本レコード大賞・新人賞など数々受賞した。(ウィキペディア)』とあり、この時の大運が【甲子】水旺運なのです。

また、『歌手デビューから5年後の、1986年末に第37回NHK紅白歌合戦へ、念願の初出場を果たした。それ以降も2005年末の第56回NHK紅白歌合戦まで、過去11回の紅白出場の経験がある。』の時の大運は【乙丑】の水旺運、そして流年は【丙寅】の木運なので、やはり木・水が喜神であることが明らかです。

その後も、2016年までは【丁卯】木旺運が巡ったため継続的に活躍していましたが、2016年以降は【戊辰】が巡り運気に陰りが生じ、特に2022年からは辰の土旺運に入ったため、運気が急低下していたのです。

そして、『2024年1月10日、肺がんと診断されたことを公表』へと至りました。ちなみに肺は金であり、辰の土旺運が巡って湿土生金し、金が大過していたことが分かります。虎の舞でも説明しましたが、山川さんは姓名においても土が強く、忌の構造でした。