佐々木健二さんの先天運解読と財運位相について
本日は虎の舞に記事を書いた『佐々木健二さん』の先天運解読を行いたいと思います。成功者の先天運や姓名は非常に興味深いものですが、今日は財運位相を中心に解説致します。
ちなみに佐々木健二さんは、ガーシー絡みで一時有名になった人です。以下は、虎の舞にアップした解説です。
佐々木健二さんは日本の実業家。『日本人で初めて仮想通貨(暗号資産)「イーサリアム」のICO(イニシャル・コイン・オファリング)に出資』したとされ、仮想通貨やブロックチェーン関連の会社を創業。総資産は3兆円を超えるとも噂されている大金持ちです。どこにでもいそうな名前ですが、その姓名構造は四大運に吉数をもち、三才も相生の良配置となっています。加えて、先天的な喜神が土と金である佐々木さんにとって『佐々木健二』という姓名は、先天運との五行バランスも大変良く、財旺となる暗示あり。すなわち佐々木さんは、先天的に財格の身弱であるため、財の木や食傷の水で姓名を構成することは凶となり、逆に財浅の運命となります。このため喜神である土・金・火(閑神)で姓名を構成することが好ましいのですが、姓名はまさに最良の構成となっており、これによって喜の大運が巡る時期には大きな成功と財を手に入れることになりました。ちなみに『佐々木健二』という姓名をもてば誰でもお金持ちになれるわけはなく、先天運とのバランスにおける財運位相が極めて重要となります。
従来の四柱推命における財運の見方は?
四柱推命における財運の見方については、正直これまで様々な推命法を見てきましたが、当たると思えるようなものはありませんでした。主な見方は以下のようなものです。
- 財干が必ず存在する
- 財干の力量が強い
- 食傷生財である
- 天干・地支に通じているのが良い
- 特に、地支に埋蔵されているのが良い
などですが、探してみますと、財干が強い貧乏人は相当沢山いるのです(笑)。また、驚くべきことに、大金持ちでも竹田和平さんのように、財干が見られない場合もあるのです(竹田さんの場合は、三柱ですが財が全くありません。しかし、姓名に有力な財をもちます)。
このことから、従来の四柱推命における財運の見方は正しいものではなく、全く当てにならないことが分かるのです。なぜなら、日干の力量や、喜神・忌神を論じないからです。そこで本日は、私が考える『正しい財運位相の見方』について簡単に解説致します。
佐々木健二さんの命造と解命結果
佐々木さんの誕生日は、SNS等の情報から、1980年3月28日生まれだと言われています。この日の三柱は下記です。
天干 | ? | 庚 | 己 | 庚 |
---|---|---|---|---|
地支 | ? | 子 | 卯 | 申 |
まず佐々木さんの三柱は、私の三柱の構造と非常によく似ているため驚きました。しかし、三柱だけで見ても佐々木さんの方が私よりも位相が高いのです。
その理由は、まず綺麗な食傷生財であること(子->卯)。さらに、財を獲得するための比劫(庚・申)が年干・年支に通根していることです。また地支の申金は水を蔵しており、年支側からも食傷生財となっている点もポイントが高いです。そして、月支に印綬である己土があることも好ましいです。
また日干強弱は、調べたところ、いずれの時間帯でも身弱となるため身弱確定です。そのため、佐々木さんの解命結果は以下となります。
- 日干:庚金
- 日干強弱:身弱(小弱)
- 格局:正財格
- 用神:庚金もしくは土
- 喜神:金・土・火(閑神)
- 忌神:木・水
- 調候:不要
このようになるのですが、問題は財運位相の見方です。財の力量だけを問題にする場合、もし財が月支の卯のみである場合は、財愚が弱いと見なされるかもしれません。しかし、そのような財の力量だけを論じる見方が正しくないことは先ほど述べたとおりです。
実は普通格局では、財干の力量ではなく、『日干の力量と財干の力量のバランス』、これが良いほど財運が強いと判断するのです(従格の場合は異なります)。佐々木さんの命造は三柱ですので、原局における正確な数値は出せませんが、三柱における値を見てみましょう。
- 木:約12(財干)
- 火:0
- 土:約2.0
- 金:約4.5
- 水:約8.0
上記は若干補正した値ですが、やはり日干の力量よりも、旺じる木の力量が最強となっています。また食傷の力量も8程度あるため、日干と財干の力量差はおよそ6~8程度の開きがある状態、つまり身弱と判断できるのです。
しかし、原局における日干と財干の力量差が10以内に収まる場合、財運位相は高い方に分類されます。もちろん食傷や比劫のあり方にも依るのですが、佐々木さんの命造は、財が食傷や比劫とも有情ですので、三柱における財運位相はまずまず高いと判断できます。
なにしろ、人によっては日干の力量と、財干の力量差が30以上となる場合もあるため、10以内というのはかなり適切な範疇なのです。もちろん、日干の力量が3しかないのに、財の力量が30以上あるような人は、財運位相が非常に低く、大体人生において常にお金に苦労しているような人であることは言うまでもありません。
ちなみに私の先天運においては、日干の力量が10程度、財の力量が4程度ですので、より財のエネルギーが必要となるのです。
なおこのような財運位相の見方はどのような書物にも書かれておらず、私自身が経験の中で会得したものです。
姓名から財運を補う、という考え方
そして成功者や富豪の姓名をうかがうと、必ずと言っていいくらい、先天的に足りない五行を姓名が補っているという事実が見えてきます。
これについては、今回ご紹介した佐々木健二さんもその例に漏れません。なぜなら、姓名の五格・五行が先天運とのバランスとなって財運位相(その他の運勢にも)に影響するからです。
すなわち、もし佐々木さんの姓名・三才が忌神優勢の【金・水・木】という構造だったとしたら、今のような成功や儲け方はないことになるのです。むしろ、お金に苦労する人生だったことでしょう。これは姓名が気質や知力にダイレクトに影響を及ぼすからで、忌神が大過する場合は、往々にして愚鈍となり判断を誤るためです。また、その場合は当然気力も弱くなります。
しかし佐々木さんの姓名構造は、【金・土・火】であり、ちょうど喜神である金・土・火をうまく補っており、財運位相を高めているという点が非常に重要です。また日干の力量が補われることにより、気力や知力も充実したものとなります。
さらに、現在(2015年~)の大運には【甲申(金旺)】という喜神運が巡り、金が財の木を獲得している様子が窺えます。このように、原局+大運(流年)+姓名という三要素のバランスがしっかりと取れた時に、財運位相は最も高まるのです。
このため、たとえ先天的には財運が弱くても心配することはありません。不足しているエネルギーを姓名にて補うことで、より強い財運を得ることが可能となるのです。もちろん財運だけではなく、健康運・仕事運・対人運・結婚運など、あらゆる運勢が後天的要素である姓名によって補完されることになります。