四柱推命旺

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広末涼子さんの先天運解読~忌の食傷が大過する時の精神状態と運勢傾向について(高位相の特徴や、夫との対立傾向についても記述)

本日は最近不倫騒動で話題の広末涼子さんの先天運について解説したいと思います。早速広末さんの命式を見てみましょう。ちなみに広末さんの生まれた時刻が以下のページに記載されていましたので、こちらを参考にしています。

広末涼子さんの命式

下記サイトによると、広末さんの誕生日時は『広末涼子 女 1980/07/18 09:30 高知県 高知市』とありす。以下はこの日時の四柱です。

天干
地支

広末さんは日干・壬水の人です。生まれは未・火旺であり、五行では官の土が最も力量をもつため、身弱となる命運です。しかしその前に、この命造が大変位相が高いということを認識する必要があります。

位相の判断基準は幾つかありますが、その主なものは以下となります。※()内は位相が低くなる要因です。

  • 五行の力量バランス(バランスが悪いと位相低)
  • 五行具備(欠けている五行があると位相低)
  • 五行相生(相剋が多いと位相低)
  • 用神具備(用神がないと位相低)
  • 調候具備(調候がないと位相低)

などの基準を全て満たしているのです。このため、先天運でもって85点程度の位相があり、既に生まれながらにして大きく成功する素養をもっていることが分かります(もちろん姓名構造も重要であり、姓名が悪いと、せっかくの恵まれた先天運が台無しになることがあります)。ついでに、位相が高い場合の運勢傾向と逆の場合も以下に記しておきます()内は位相が低い場合。

  • 自由奔放に生きる(萎縮して生きる)
  • 自分の思うように人生が展開する(何かと逆境・災難に苛まれる)
  • 生命力が強い(生命力が弱く、病弱)
  • いつも見えない力に助けられる(なぜか事故・怪我・災難が多い)
  • 人からよく援助・応援される(人から足を引っ張られる、攻撃や非難を受ける)
  • 長寿(短命)
  • 悪いことが起こっても、なぜか良い方向に運命が展開する(その逆)

などであり、広末さんは姓名位相も高いため、一生を通じて上記のような運勢傾向となります。また広末さんの位相の高さは、後ほど解説しますが、忌神運期であっても安定的に成功しているところにもあらわれています。

また高位相の人の場合、悪いことが起こっても、なぜかその後運命が良い方向に展開していくことがよく起こります。これは成功者の体験談において、最悪だと思ったことが実はチャンスであり、成功の源になったこと等がその例です。

広末涼子さんの喜神・忌神

話をもとに戻しましょう。もう一度広末さんの命式を掲げます。

天干
地支

広末さんの命式は高位相だと言いましたが、一つだけ欠点を上げるとすればそれは日干がやや弱いことです。このため、印や比劫がもう少し強ければさらに高位相となっていました(とはいえ、広末さんの姓名はこれを補っています)。

以下は命造の五行バランスです。これも、高位相の特徴である五行バランスの良さをよくあらわしています。

  • 木:7.0
  • 火:6.7
  • 土:9.3
  • 金:2
  • 水:8.0

上記は原局のままの数値ですが、突出して強い五行がないことが分かります。これは高位相の命造の特徴です。ただ、日干(壬水)の力量がやや弱いことから、身弱となります。格局は未の分野・乙木が天干に透るため傷官格です。

なお、どこかの四柱推命サイトで『広末さんにとって食傷は喜であり』という記述を見つけましたが、端から間違っているためこれではいつまで経っても運勢を見通すことはできません。このように、まずは原局における喜・忌を正確に明らかにすることが重要であり、それがあってこそ、次の段階として歳運の喜・忌が明らかになるのです。

以下は広末さんの格局と喜・忌です。

  • 日干:壬水
  • 日干強弱:身弱(小弱)
  • 格局:傷官格
  • 用神:庚金
  • 喜神:金・水
  • 忌神:土・火・木
  • 調候:壬水

となります。火旺の生まれで食傷・財・官のバランスがほぼ並ぶためこれらはいずれも忌神です。喜神は金・水であり、用神は原則的に庚金としていますが、火旺生まれのため壬水としても良い命造です。広末さんの姓名はこれら喜神が旺盛であるため非常に高位相の姓名となっています(高位相の姓名の特徴は、忌神運でも難なく成功していくことであり、広末さんの運命はこれを明らかに物語っています)。

広末さんの現在の運勢は?食傷大過の忌象について

先ほど、広末さんは忌神運期(大運)でも成功していたことを述べました。まずは以下にその事実を示します。

  • 1994年~デビュー、成功の階段を昇る:この時大運は【辛巳】、なんと巳は用神の申金と合去してしまう忌神運。ただし天干の辛金は支え。通常なら低迷期や準備期間になるが、高位相の姓名によって引き上げられ、その後も順当に成功。
  • 2000年代。女優業に専念する時期。離婚等波乱もあったが、安定的に成功:この時期大運は巳~【庚辰】の忌神運。この時も天干の庚金が支え。なお辰の木旺・土旺運は、天干・庚金を生じるため土は閑神運となり喜忌拮抗運です。

ところで、現在の広末さんの運勢はどうなっているのでしょうか?実は食傷が大過していたのです。

現在の広末さんの大運は【己卯】運。これを、ただの食傷運だと見るのではなく、しっかりと力量を計算する必要があります。というのも、忌の食傷運と言っても喜寄りの食傷運もあれば、忌寄りの食傷運もあるからです。力量の目安は、20が超える場合はやや大過し忌寄り、30を超える場合は明らかな大過で何かの忌象が必ず起こります。

そこでこの運気における食傷の力量を計算してみましょう。まず、大運・地支の卯は木旺であり、基本力量は5です。そこに、原局の未と木局半合を起こしますので、蔵干が変化し20(4x5)+3(原局)=23という数値が導き出されました。この時点で木やや大過しており、食傷の忌象が起こる可能性を示唆しています。

さらに、2022年の【壬寅】運で木の方合が起こったことを見逃してはいけません。この次点で方合の力量が30、加えて原局の木の力量(3)を加え33と大過。すなわち、今回の騒動の源が【壬寅】運に起こったことが分かります。

私は事実はよく知りませんが、運勢的には2021年末~2022年中に現在の騒動の源となる出会いや問題が起こり、その後2023年の忌神運【癸卯】でそれらが明らかになったことになります。ちなみに2023年の現在も、広末さんにとって木の力量は30を超えているため(卯・未・卯による木局半合以上)、しばらくは苦難の時となる暗示があります。

以下は、食傷が大過する時の精神状態や忌象です。

  • 自制が効かない、我が儘になる(食傷が自制心を象徴する官を剋すため)
  • 欲望に素直になる(食傷は欲望や自己表現を司る)
  • 深く考えずに行動し、その結果災いを被ることが多い(思考を司る印が弱いため)
  • 自己主張が激しくなり、周囲と対立したり、仕事を失ったりする(食傷は自我・自己を表現する)
  • 食傷は官(夫)を剋す(非常に重要)。このため、食傷大過の女性は夫と対立傾向になる

このようなことが起こってきます。特に注目に値するのは夫が日支の辰にあり、食傷の木がこの辰を剋している点です。これは、広末さんと夫のキャンドル・ジュン氏が対立傾向にあることを暗示しているのです。このため、キャンドル・ジュン氏も広末さんのことを面白く思っておらず、反発している様子が見て取れます。

とはいえ、広末さんは姓名位相が高いため、現在の食傷大過が落ち着いてくれば、次第にまた元の運気が戻ってくることが予想できます。またこのような高位相タイプは、悪い事象が起こっても、それが元でむしろ次のステージに飛躍することがあり、その意味でも今後の広末さんの動向は興味深いものとなるでしょう。

しかし広末さんの大運は、2024年から再び【戊寅】の忌神運期に入り、今度は火・土が活発化します。このため、数年後に巡る火の運期(巳・午・未)には色々(仕事・健康・家庭等)なことに対してよく注意し、慎重に進んでいく必要があるでしょう。そこを乗り越えていけば、さらに飛躍できる強運の持ち主だと思います。