山川穂高選手の命式解命～異性トラブルの暗示は大体財忌神＆財の大過

今日は、先日虎の舞のほうでも記事を書いた、プロ野球選手の山川穂高さんの命式解命を行いたいと思います。

山川選手については、先日皆さんもご存知の通り、以下のような不祥事が報道されました。

2023年5月11日、山川が東京都内のホテルで知人女性に対して性的な暴行を加えたとして、警視庁が強制わいせつ致傷の容疑で捜査を進めていることが文春オンラインより報じられた。文春オンラインは知人女性が膣内やその他下半身などから出血するけがを負っており、警察は強制わいせつ致傷容疑で被害届を受理し、すでに山川には事情聴取が行われていると伝えた（ウィキペディア）。

山川穂高選手の命式と日干強弱

早速見ていきましょう。山川選手の誕生日は1991年11月23日とあり、日付変更ギリギリの生まれで無い限りは、以下の先天運（三柱）となります。

山川選手の日干は丁火です。いかつい外見のため、ぱっと見陽干のような印象がありますが、先天運・姓名ともに陰です。このため、内面はかなり繊細な方です（特に丁火の人は繊細で、気遣いも細やか）。

日干強弱は見ればすぐに分かる構造ですが、一応三柱における五行力量を以下に示します。

以上は調整していない値ですが、調整すると土・金・水が強い構造のため木・火のエネルギーはもっと弱くなります。このため身弱確定です。ちなみに日干が比較的強くなる木～火の時間帯いずれも身弱であることを確認しています。

しかしこれだけ成功・活躍している人ですので、おそらく生まれた時間帯は昼の午時で、調候の助けがあるものと思います。ただし、それでも小弱程度の身弱ですので、日干強弱は確定です。

山川選手の格局と喜神・忌神

また三柱では日干以外すべて土・金・水を本気にもつ干支があり、これは従格（外格）じゃないの？と疑われる方もいるかもしれません。しかし以下の理由から、山川選手の命式は従格には入りません。

• 月支の亥水の蔵干に甲木（印）をもつこと。地支・亥であっても、子・丑があれば方合成立で従殺格となるが、三柱において丑・子がないため方合は成立しない。
• 年支の未の蔵干に乙木があり、わずかながら亥中の寅、未中の乙が生助しあうこと

以上の二点により、山川選手の先天運は従格とはなりません。すなわち、普通格局の身弱となるのです。これにより、山川選手の先天運・解命結果が明らかとなりました。

• 日干：丁火
• 日干強弱：身弱（小弱～中弱）
• 格局：傷官格
• 用神：丙火もしくは甲木（三柱では用神・丙火、しかし、水大過する場合は甲木）
• 喜神：火・木
• 忌神：土・金・水
• 調候：丙火

とこのようになります。日干強弱・格局ともに確定ですので、喜神・忌神も自ずと分かってきます。水が強く土が弱い命式の場合、通常燥土は閑神となるものの、既に己土・未土あり、これらの土が亥水によって湿土となり生金しているため土はいずれも忌神です。

異性トラブルの暗示とは？財忌神＆財大過の命式タイプ

山川選手は亥・水旺の生まれですが、命造は地支に酉金あり、また天干の辛金に通じているため三柱での最強は金。このため金を最も忌む可能性がありますが、実際に金旺の大運に不祥事を起こしていることは興味深いことです。

山川選手にとって金は財干であり、財干というと財運を象徴する代表的な干ですが、恋愛・結婚運にも影響を及ぼすのが財です。なぜなら、特に男性にとっての財干は妻や恋愛上のパートナーを象徴するためです。

このため、財が多いことは『異性の恋愛相手が多いこと』あるいは『複数の異性に惹かれやすい性情』であることを示しており、これは浮気しやすい男性を見極める重要なポイントとなります（報道でも、山川選手が複数の女性と関係をもっていたことが指摘されています）。

また、特に財多身弱の場合は、これに加え悪い暗示が加わってきます。それは以下のようなものです。

財多身弱の運勢の特徴（特に男性）

• 妻縁が悪い
• 節操がなく、浮気や不倫によって身を滅ぼす傾向
• 遊び好きで酒癖が悪く、それによって身を滅ぼす傾向
• 節度がなく、無鉄砲な気質から、破産する傾向がある

とこのような傾向があるのですが、もちろん財多身弱といってもその度合いによって大きく事象も変わってきます。ところで、有名な財多身弱の芸能人にビートたけしさんがいますが、たけしさんも複数の女性と浮名を流していたことは有名です。

さて、ここで不祥事が起こった年の山川さんの大運と流年の干支を見てみましょう。不祥事を起こしたのは2022年、それが明るみになったのは2023年（現在）だとされています。

山川さんの2022年の大運は【丙申（金旺運）】でした。なんと地支に申金が巡っています。そして2022年の流年干支は【壬寅（木運）】であり、大運の申と年運の寅が冲関係にあることは注目に値します。さらに天干には壬水が巡り、こちらも大運の丙と冲を起こしており、喜神・忌神同志が衝突しあっていたことから、険悪な運勢であったことが明確です。

そして2023年の流年干支は【癸卯（木運）】であり、大きな喜神である卯木が巡ったことから2023年WBC日本代表初選出という喜象もしっかりとあらわれたものの、運勢は大運（より大きな運勢）の影響により左右され、月干支が忌神の土旺運（辰）に入ると今回の不祥事が明るみになるという、喜忌双方が入り交じった様相となったわけです。

なお山川選手の姓名については、虎の舞のほう（以下にリンクを貼っておきます）で解説をしている通り、四大運や三才に波乱の暗示が見られますが、先天運とのバランスにおいても人格と地格に金・水を有することから最善とは言えず、今後も忌神運が続く限りは色々とゴタゴタや苦労が多くなりそうです。

【【WBC侍ジャパン】山川穂高さん強制わいせつ致傷容疑！姓名から分かる波乱の暗示とは？正字体による『穂』の計算方法も解説】（虎の舞の記事）