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エンリケさんの命式解命~財運の強い命式の解説と、財運が低下し財が漏出する時期の見方&離婚の暗示も

最近【エンリケ】という女性が世間を賑わしていますが、どうやら彼女は「日本一のキャバ嬢」として人気を誇った名古屋の元カリスマキャバ嬢だそうです。

今回の騒動について、以下に簡単に引用したいと思います。

「2019年11月にキャバ嬢を引退し、現在は実業家に転身したエンリケさんですが、経営しているいくつかの会社で問題が起きています。8月23日の『文春オンライン』では、エンリケさんが経営するシャンパンサロンで飲酒していた男性が、緊急搬送後に死亡していたことが報じられました。同誌の取材に、エンリケさんは警察から事情聴取を受けたことを認め、謝罪しています。

さらに、9月7日の『文春オンライン』では、『エンリケ空間』の買い取り事業で、出資法違反の疑いと返金トラブルが起きていると報道。立て続けのトラブルに、経営者としての手腕を疑う声も増えています」(芸能記者)

引用:Yahooニュース【トラブル続きのエンリケ「夫に任せきりだった」謝罪動画公開にSNSでは「責任を担うのがトップ」と厳しい指摘】

先日エンリケさんは青汁王子の動画に出演し、「何も把握していなかった」等と経営者とは思えぬ発言していましたが、その中で自身の5億円を夫に貸していたことも明らかに。その結果、現在は全くお金がないとも言っており、事の重大さがにじみ出ています。

そこで本日は、エンリケさんの命式と財が漏出する時期などについてお話をしたいと思います。

エンリケさんの命式と喜神・忌神

早速エンリケさんの命式を見てみましょう。1987年11月2日 生まれだそうです。生まれた時間は分かりませんので、三柱からの推測となります。

天干
地支

上記はエンリケさんの誕生日の命造です。日干・乙木であり、月支は戌・土旺のお生まれですので、一見すると身弱かと思われるのですが、戌の両側に卯木があり、戌を挟み込んでいます。

戌・卯は支合の関係ですので、これらが合去する可能性もありますが、卯・戌・卯と並んでいるため固有根である可能性もあります。すなわち、時柱によって合去するか否かが決定する命式であるため、三柱では日干強弱が判明しない命式なのです。

したがって、エンリケさんの過去~現在の大運と事象を読み、格局と日干強弱を決定する必要があります。

エンリケさんがキャバ嬢として活躍していた時期は、ちょうど2009年~2019年の【癸丑】です。大運順行ですので、丑は前半4年水旺、後半6年土旺となっていますが、この大運の後半に大きく注目されまたプロデュース事業も大きく展開していることから、丑土は喜神であることがうかがえます。

つまり、財の土が喜神ということは、日干強です。財が喜神ということは、財が巡る時期が財を稼ぎ出す時期ですので、とても分かりやすいです。

そして現在の大運をうかがうと、2019年~【甲(木)寅(木)】ですが、これは比劫の木旺運です。そしてちょうど2019年に現在の夫と出会っており、今に至るのですが、財が漏出している現在の流年運はなんと【壬(水)寅(木)】運であり、忌神が水・木であることは明らかなのです。

少し早足で申し訳ないですが、これらの事象から導き出される結果は日干強であり、比劫の木を最も忌むというものです。

エンリケさんの命式解命結果と財が漏出する時期

以下、現状での解命結果となります。

  • 日干:乙木
  • 格局:食神格または偏官格
  • 日干強弱:身強(小強程度)
  • 用神:丙火(へいか)
  • 喜神:火・土・金
  • 忌神:木・水
  • 調候:丙火
  • 位相:中~高:日干強弱小強、用神具備、調候良好、印の水ありなら高程度の位相。どれかが欠けるなら中程度になります。

日干が強く、なおかつ比劫がとても強い場合は、比劫が大過する時期が財が漏出・漏洩する時期です。エンリケさんの場合はおそらく日干が身強ですので、比劫の木が強まる時期(現在~来年)に財が逃げていきます。これは日干の力量と、財の力量がアンバランス(日干が強すぎる状態)となるためです。

来年も【癸(水)卯(木)】の木運ですので、財運が弱い時期は来年まで続くことが分かります。卯は寅よりも木の力量が強いですし、月支が戌なので固有根となるためです。世間からの批判もまだまだ続き、旦那さんとの関係も悪化していく暗示があります。

そもそもエンリケさんは、大運が忌神である【甲寅】運に入ったばかりであり、2029年からはさらに【乙卯】木旺運が続くため、今後17年程度は強い忌神運が続いているのです。このような場合は、姓名構造をしっかりと見直し、先天運とのバランスの良い通名をもつことで忌神のエネルギーを緩和することができます。

比劫大過は離婚の暗示!?

普通格局の比劫大過の人の場合、エンリケさんのように比劫が大過する時期が財運も低迷する時だと言いましたが、同時に結婚している女性の場合は夫との関係も悪くなる時期です。なぜなら、女性にとって夫は官(に象徴される)であり、比劫大過の時期は官とのバランスも悪くなるためです。

特に、命式に官が全くないか非常に弱く、なおかつ比劫が大過する方の場合は、夫と離婚ということがよく起こります。問題は、大抵浮気かお金の問題で、これは比劫の大過と大きく関係しているからです。

さらに気質の上では、比劫は自我を司るため、忌神の比劫が強くなりすぎることによって、自己主張が激しくなる傾向があり、相手と喧嘩・対立しやすい時期ということもあります。怒りや不満が抑えられずに家を飛び出したり、ショックのあまり勢いで離婚という方も多いでしょう。

この時、姓名構造が良ければ不思議と大きな問題とはならないのですが、エンリケさんの結婚後の姓名には寡婦運数もあらわれており、結婚後の運勢が波乱となる暗示があらわれていました。この点については虎の舞のほうで解説したいと思います。