四柱推命旺

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命に危険のある忌神のエネルギー量について

よく占いの世界では寿命を語ることはタブーだ、などと言う人がいますが、私は先天運と姓名をもとにその人の死亡時期を読むことがよくあります。

先日もある親戚の方の死亡時期を予測していましたが、そろそろヤバいなと思っていた時期にやはり亡くなりました。

忌神のエネルギーが40を越えると生命に危険がある

これは私の現在の考察結果ですが、忌神の力量が40を越えると命に危険があることが多いようです。先日の親戚の方も、大運の動向によって忌神のエネルギーが強まり、40に迫るところで死亡しています。

また、これまで見てきた有名人の方についても、忌神のエネルギーが40を越えるかその手前くらいになると重篤な病を発したり突然死したりすることがあり、この40という数値がポイントになるようです。

なおあくまでもこれは忌神の力量ですのでご注意ください。従格の場合は、ある五行の力量が40を越えても、それが喜神であるということがよくあり、その場合は吉となります。

神田沙也加さんの例

たとえば、先日死亡した神田沙也加さんの五行エネルギーを測定したものが以下です。神田さんについては時柱が分からないためもちろん正確な値ではないのですが、先天運・姓名をあわせると大体その程度のエネルギー量になると思います。

  • 木(閑神): 約5
  • 火(忌神): 約40
  • 土(忌神): 約15
  • 金(喜神): 約8
  • 水(喜神): 0

以上は神田さんの先天運・六柱と姓名の力量をあわせたものです。ご覧のように喜神のエネルギーはとても弱く、忌神のエネルギーが非常に強まり、大過していることが分かるでしょう。そして忌神の火は突出し、危険ラインである40を越えています。

火の力量は、来年が【壬寅】となることも考慮し、若干強めています。

坂井泉水さんの例

ZARDのボーカリストである坂井泉水さんの例は虎の舞でも取り上げていますが、死亡時には忌神の火が極端に強まりました。

天干
地支

命式は財格ですが、天干の壬・丁が干合しています。これによって、原局において既に忌神である木・火のエネルギーが大過。

そして死亡時の大運は【丙午】であり、寅・午の火局半合以上を形成していた可能性が高く、もしそうだとすれば火の力量は25以上あったことになります。加えて、坂井さんの姓名における火の力量が15以上あるため、これとあわせると火が40を越えていたことになるのです。

今回は長くなるため二人の例しか載せていませんが、その他多くの方を見ても、忌神の力量が40を越えると命に危険があるようです。

特定の忌神が突出して大過することが最も危険

以上の2つの例でも分かるように、忌神すべてが大過しているのではなく、特定の五行が大過していました。これは、最も危険なサインです。

なぜなら、もし食傷・財・官の三つが忌神であり、それぞれの力量が15程度(全部で45)になったとしても、食傷->財->官と五行の気が流通するため、気が分散し、特定の部位に大きな負担が掛かるのを防ぐのです。

特に印が有効な場合は、官が印を生じるため、命に危険があるとまでは言えないでしょう。ただし、この点はもう少し考察が必要だと考えております。

対して、特定の五行が突出して大過する場合は、五行バランスが大きく偏ることから、生命力が大きく減退する傾向となるようです。例として、財が極端に大過したとすると、相剋する印と比劫が極端に不及となり、また財に生じられる官は大過、食傷は不及となることになり、五行バランスが大きく偏ってしまいます。

いずれにしましても、忌神のエネルギーが40を越えると、命に危険があるということは覚えておいてください。これを元に判断を行いますと、その人がどの時期に生命エネルギーが大きく低下するかということが分かり、未然にある程度は対応できるようになるのです。

もちろん、それが若い人なのか、もう随分高齢の人なのかであらわれる現象も違ってくることは当然ですが、今回紹介した例では年齢関係なく死亡しているため、忌神の力量が40を越える場合は年齢関係なく命に危険があると考えることができると思います。

ですから当然、既に60才を越えるような場合は、若い人に比べれば心身衰えてきているため、忌神の力量が30を越えると相当体に負担がかかる、つまり命に危険があると言えるでしょう。これらを総合して見ることによって、大体の寿命が分かるのです。

このため長寿の人は、いずれも先天運と姓名を合わせたときの五行バランスが良く、偏りが少ないのが特徴となります。