四柱推命旺

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トランプ大統領の喜神・忌神~暗殺未遂と流年の凶暗示について

以前、下記トランプ大統領の命式解命記事で、【次の大運(2024年~)】は大忌となるということを書きましたが、実際2024年に入りすぐさま暗殺未遂事件が起こるという事態が発生し、再度ドナルド・トランプに関する記事を書こうと思った次第です。

ドナルド・トランプ氏の日干強弱と喜神・忌神

保守派であった安倍元首相は火が忌神であり、まさしく火が強まった時期に暗殺されてしまったのですが、同じく米国の保守派であるトランプ氏も安倍さん同様火が忌神であるということは、ある種シンクロ的な感覚を催させます。

ドナルド・トランプ氏の喜神・忌神おさらい

以下はトランプ氏が生まれた『1946年6月14日』の命式です。

天干
地支

命式の解命詳細については、先ほどあげた記事に掲載していますので、そちらでご確認ください。以下は基本解命結果です。

  • 日干:己
  • 格局:印綬格
  • 日干強弱:身強(中強以上確定)
  • 用神:壬水
  • 喜神:水・金
  • 忌神:火・土
  • 閑神:木(特に甲木は忌神寄り)
  • 調候:壬水

命造は印綬格の身強のため、喜神は水・金。忌神は火・土、木は閑神です。トランプ氏の大運は概ね前半生から金旺->土旺->水旺と遷移しており、大変恵まれた大運位相をもって生まれてきており、その通りに成功してきた方です。

しかし前回の記事にも記載したとおり、2024年からは大忌神運である【壬寅】が巡っており、これにより忌神が大過する暗示があるため、危険な運気だと判断できるのです。

なぜなら地支の寅は、ご存じのとおり、彼の原局にある午・戌と火の三合を形成しうるからです。しかしここで日支が未であることに注意が必要です。もし未が固有根である場合は、未・午の支合の関係によって火の三合は成立しない可能性もあるためです。

しかし未が時支と支合・冲の関係である場合は、大運に寅が巡ることによって火の三合が喚起され、火が一気に強まる暗示があるのです。また、火の三合が成立しない場合であっても、原局の地支には彼の忌神である未・午・戌(それぞれが火を含む)が横たわっており、寅が火を相生して強めることになるのです。

このことから言えるのは、寅が巡るだけで凶、しかも三合が成立すれば大凶といった暗示です。天干に壬水が巡ることがせめてもの救いですが、これだけ地支において火・土が強い状態だと水は力を発揮できませんし、なにより壬は天干の甲を相生し、甲が火を相生するという気の流れが起きることから、大忌は免れないのです。

火は彼にとって【印】ですので、印大過の忌象が発生する暗示となります。

以下に、火(印)が大過する場合に起こる可能性のある事象を書いておきます。

  • 火の部位に関する病気・事故
  • 金の部位に関する病気・事故
  • 水の部位に関する病気・事故(彼は耳を撃たれたが、耳は水に象徴される)
  • 精神的苦痛・悩み事・煩悶
  • 拘束・逮捕・自由がきかない等
  • 財運の減退・資産の減少

トランプ氏は大統領に返り咲くか?

これは私にも分かりません。忌神が巡っているから大統領になれないのではないか?と考えるのはやや浅薄です。なぜなら、大統領になった後に再び銃撃され死亡したとしたらどうでしょうか?むしろ、大統領になったことが悪運の始まりだったと考えられるでしょう。

しかし一つだけ言えることは、大忌の大運に入ったということは、どのような境遇にあるにせよそれ相応の凶暗示が降りかかる、という恐ろしい事実です(もちろん姓名位相も重要な関係にありますが、英語の姓名判断は確立していません。したがってここでは先天運暗示のみ取り上げています)。

トランプ氏はこれまで多くの罪状によって起訴されてきましたが、大統領になれずに、将来何らかの罪で起訴・逮捕・収監されてしまう恐れもあるでしょう。これは印の忌象であり、印が強すぎると己(日干)を縛る・拘束などの暗示となり、自由が奪われることになるからです。

このため、例えば印が大過している子供などは、家庭の都合・事情でひどく不自由な環境で苦悩と不満を味わいながら育つ、といったことが多くあります(私がそうでした)。

トランプ氏にとって大忌の流年がやってくる

さて、大忌の大運の中でも、流年による起伏がありますが、トランプ氏の忌神は火・土・木(閑神)ですので、これらの干支が巡るとさらに悪いことが起こる暗示があります。まずはトランプ氏が銃撃された時刻の四柱を見てみましょう。彼の喜神・忌神と照らし合わせてみてください。

『2024年7月13日、ドナルド・トランプ暗殺未遂事件が発生。アメリカ東部のペンシルベニア州バトラーにて、2024年アメリカ合衆国大統領選挙に出馬するために行っていた選挙集会での演説中に銃撃され、右耳にけがを負った。(ドナルド・トランプ、wikipediaより)』

銃撃された時刻は『18時11分33秒』とのことです。

天干
地支

この時刻の五行エネルギーは、

五行力量
9.0
8.3
12.0
4.0
0.7

という具合に、彼の忌神である土・火・木にバランスが偏っていることが分かるでしょう。そして木->火->土と相生関係になっています。

どちらかというと土が強い時間帯ですが、土は水を剋します。そして水は耳を象徴します。頭部を象徴するのは木ですが、非常な強運によって彼は頭を一瞬そらし、脳への銃弾を回避しています。木の力量は実質6~8程度ありました。

今年2024年の流年には【甲辰】であり、やはりトランプ氏の忌神が巡っていることが分かります。辰は前半(約4ヶ月)木旺、後半(約6ヶ月)土旺ですので、7月は土旺の時期であり、トランプ氏の用神である壬水を剋します。

そして非常に懸念を抱いているのが、来年からトランプ氏の大忌となる火の運が巡るという事実です。特に2025~2026年は彼にとって人生で最も忌神のエネルギーが強まる時期になるため、特に注目しています。流年は以下のように遷移します。

  • 甲・辰:忌神
  • 乙・巳:大忌神(巳・午・未と火の方合が完成)
  • 丙・午:大忌神(午二支となるため、必ず戌と火の半合が起こる)
  • 丁・未:忌神(用神である壬水が無力となる)

このように、以降3年間は彼の大忌の流年が巡るため、何らかの凶災がもたらされる暗示があるのです。