四柱推命旺

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ご質問『埋金とは何ですか?どのような運気になりますか?』に回答

今回は四柱推命でよく出てくる、『埋金(まいきん)』について解説致します。

いきなり答えから言いますが、埋金とは、金が土に埋まることで能力や才能をうまく発揮できなくなったり、境遇的にも困窮したりする状態を言います。

ただし、埋金の判断方法には幾つかポイントがありますので、この点について少し詳しく解説したいと思います。

湿土生金、燥土埋金ということ

埋金の条件を簡単に言うと、日干が金(辛・庚)で、なおかつ土多であるということです。ただし土多であっても、土がどのくらいの力量なのか?あるいはどのような状態の土なのか?ということが埋金の判断においては重要となるのです。

以下、湿土と燥土について見ていきます。

  • 丑(冬):湿土です。金寒氷結でなければ、金をよく生じます。また蔵干に癸水を含むため、丑が沢山あっても埋金とはなりません。
  • 辰(春):辰も蔵干に癸水を含む湿土であり、金をよく生じます。このため辰のみの構成であれば、通常は埋金とはなりません。しかし、強い日照りに遭うなどの場合、燥土埋金となることがあります。
  • 未(夏):燥土です。構成によりますが、日干が金で、未土ばかりだと埋金となる可能性があります。また夏生まれ等カラカラの燥土であれば、金を生じることができません。
  • 戌(秋):未ほどではないですが、戌も燥土です。このため戌土ばかりだと埋金となる可能性があります。

このため、通常、冬(特に水旺)生まれの金の人は、埋金とはなりにくいのです。以下、実際の命式で確認していきましょう。

埋金となる命式

天干
地支

上記は実際の命造ですが、地支に未が三つもあり、金が埋もれてしまう典型的な埋金の命造です。己や丑もありますが、夏の土旺ですので水は干上がってしまい、丑も燥土と化しています。上記はいわゆる下格(低位相の命式)で、運命的にも困窮しやすく、才能が発揮しにくいことになります。

埋金とはならない命式

天干
地支

こちらも土多ですが、生まれは冬の土旺ですので、埋金とはなりません。上記命造は真冬の生まれですが、月支に通根した午火があるため氷結とはならず、湿土生金、食傷の水も活きる好ましい命造です。ちなみに午が未だと位相は下がりますが、埋金とはなりません。

また、埋金というと日干が金の人だけに関係するものだと思うかもしれませんが、このような生金、埋金の見方は全ての命式に通じるものですので、金以外の命造にも当然関係してきます。

『埋金』で起こる運勢と状態

それでは埋金となる場合の気質や運勢の状態についても見ていきましょう。なお原局は埋金でなくても、大運や流年干支によって埋金となる場合もあります。

埋金となる場合、以下のような性質傾向となります。※ただし、姓名構造によっても大きく異なりますのでご注意ください。

  • 覇気が無い・気力が湧かない・やる気が出ない等
  • 行動力がなく、鬱屈としている。短気でやや爆発的
  • 考え事が多い・いちいち悩みやすい(印多や土多の現象)
  • 意志が弱く、継続力がない。よって成功しづらい
  • 自己中心的な考え方に陥りやすく、他責傾向
  • 要領が悪いところがあり、周囲から批判されることも

概してこのような状態となります。私も大運の関係で幼少期に一時期埋金的な運気に陥りましたので、このことがよく分かります。

また以下のように、境遇的にも面白くないことが起こりやすくなります。

  • 事故や怪我が多い(印は食傷を剋す)
  • 勉学や仕事に対してやる気が出ない。成果も出ない
  • 異性運・結婚運がない(財が不及)
  • 経済的に困窮(財が不及)
  • 母親と反りが合わない・過保護等(印大過)

埋金の改善方法

埋金の改善方法については、木で土を剋し弱める場合と、水で湿土化する場合の二通りあります。

ただし、木で土を剋す場合については、もし火と土ばかりの命造の場合(たとえば以下の例のように)、木が火を生じ、火が土を生じるという悪循環に陥ってしまうため、不可となります(運気良化しません)。

天干
地支

このため、上記のような火も強い命造の場合は、必ず水が開運のために必要となります。水は大運に強いものが巡らない場合、姓名にしっかりと入れることをしないと、一生を通じて鬱屈とした運命を生きることになるでしょう。

天干
地支

また、上記のような埋金の人の場合は、火がそれほど強くないため、木で土を剋してやることが運気の良化に有効となります。ただし、やはり水も必要です。

上記を踏まえると、埋金には、木よりも水が有効となることの方が多いでしょう。もちろん日干強弱も考慮する必要があります。