四柱推命旺

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武田考玄氏語る『姓名が大変よろしく、命運の忌象を発生せしめない実例』とは?姓名による開運秘法

今回は武田考玄氏の著書『姓名学入門』より、先天運と姓名の重要性について語りたいと思います。

今回の記事は姓名判断にも関わるものですので、虎の舞のほうで掲載したらどうかと考えましたが、四柱推命の内容がメインとなりますので、こちらにアップすることにしました。

常々私は姓名と先天運との密接な関わり合い、およびこれらが運勢に影響する度合いや重要性について語ってきましたが、私の言動だけではどうも信用できないという方もいるかもしれませんので、今日は四柱推命の大家である武田考玄氏の言葉を紹介したいと思います。

『姓名が大変よろしく、命運の忌象を発生せしめない実例』の紹介

早速になりますが、以下に著書『姓名学入門』より、該当の文章を引用したいと思います。

しかし、原局・四柱八字がなことに悪く、大運も大変悪いのに、姓名が大変よろしく、命運の忌象を発生せしめない実例が次のごとき原局と大運です。

女命 昭和四十七年(一九七二年)十二月二十三日午前八時二十五分頃 帯広市生

天干
地支

大運

5歳~15歳 辛亥

15歳~25歳 庚戌

25歳~35歳 己酉

35歳~45歳 戊申

45歳~55歳 丁未

55歳~65歳 丙午

65歳~75歳 乙巳

姓名

天格(15戊土)人格(15戊土)地格(15戊土)

まずは命式と姓名の紹介まで記載致しました。この後解説の文章が続きますが、まずは命式を簡単に確認しておきましょう。地支は辰・子の水局半合に加え、子水が三つもあり、水が奔流となっています。しかも、天干にも壬水が二干あり、その水勢凄まじく、日干の戊土は押し流される土砂濁流の命式です。

しかも、悪いことに時干には丙火(印がある場合、従財格の成立条件から外れる)があって普通格局となりますので、これらの水は全て忌神となり、極めて凶意の強い命運と言えるのです。続きを読んでみましょう。

日干戊土、子月水旺に生まれ、日干が剋する五行が旺じ、重々とあります。月干壬水と日干戊土は剋の情が専一となりますが、日干ですので剋去はしません。支は、日支と時支が子辰水局半会となり、蔵干は変化します。

日干は、時干に日干を生じる丙火が一点あるのみで、日干と同一の五行は一点もなく、水を剋し切れませんので、弱となり、時干に日干を生じる丙火があるため、普通の見方(普通格局に属するということ)をすることになり、

喜 火土

忌 金水木

となります。四柱八字には、忌となる五行が重々とあって、喜となる五行は調候でもある時干の丙火一点のみで、大変悪い配合の四柱八字と言えます。

大運を見ますと、水が旺じる辛亥より、金が旺じる大運を巡り、一路、忌となる大運が続いております。つまり、身体上あらゆる部位の疾病、その他生活上の種々なる芳しくない事象が次々と複合的に発生するものと審察できるのです。

とこのように語っており、それまで幾多の命式と人生を見てきた武田氏から見ても、これはヤバい!と思わされるような命式であることが分かります。実際に私が見ても、水の勢いが凄まじいため、大運とあわせると、20歳まで生きられるか不安になるような命式であります。

しかし、実際の人生はそうはなってはいないとのこと。続きを読んでみましょう。

しかし、平成六年22才甲戌年の審察時、両親健在にして長兄、次兄も同居しているということからして、兄は陽干の戊土に該当しますから、この方の四柱八字中にはない同一五行の陽干戊土が現実には存在している如く、高度な見方をするものです。しかし、それでも現在に至るまで、それほどの忌象がなかった原因は、実にこの女命の姓名にあったのです。

これはまことに偶然なる一千類の中の一類ではありますが、『生命エネルギー』と姓名に密接不可分な関連があることを如実に証明している例と言えます。

兄二人が同居しているから、このような良好な姓名をつけることになったのかどうか、はっきりと理論づけることはできません。しかし、この命の水多の事象は相当重大なもので、しかも、同居する兄が結婚するとかの何らかの事情で家を去った場合、尋常では済まされないことが発生することを恐れます。それをどの程度姓名が救応することができるか。特に35才からの大運戊申(申子子子辰の水局全以上)の忌象重大なるを憂うものです。

以上、武田氏が非常に驚いている様子が見て取れます。特に以下の一文は極めて重要な部分ですので、再掲しておきます。

これはまことに偶然なる一千類の中の一類ではありますが、『生命エネルギー』と姓名に密接不可分な関連があることを如実に証明している例と言えます。

そこで、もう一度女性の姓名構造を見てみましょう。

実は、書籍には天格(15戊土)人格(15戊土)地格(15戊土)とあるのみで、その実際の構造は分かりません。なにしろ、武田氏は姓名学を軽んじているところがあり、外格・総格はなしとしていますし、漢字の数え方もそのまま数える方法です。また、実際の漢字が分からないのが痛いところです。

しかし、もし本当に天格・15、人格・15、地格・15である場合は、外格も土となるため、私の判断では、土四格であれば4X5=20(土の力量)となり、なんとか原局の水の勢いを防げるのではないかと考えています。なお三才がすべて陽土の場合、総格は0系数(陰水)となります。

ただ、書籍ではすべて三才は陽土としていますが、漢字をそのまま数えているため、もしサンズイやリッシンベンの文字などが含まれる場合は、数が異なってくる可能性があることは注意が必要です。なお三才が【土・土・土】の場合、総格は木か水にしかなりませんが、可能性としては木のほうが水よりも高いです。

そして総格が木となる場合は、木は納水しますので、水多の命式にとっては良いのです。

以下は、三才【土・土・土】の場合の、全ての総格です(15としていますが、5としても五行は同じです)。

  • 天格・15、地格・15、総格・30(水)
  • 天格・16、地格・15、総格・31(木)
  • 天格・15、地格・16、総格・31(木)
  • 天格・16、地格・16、総格・32(木)

このように、三才が【土・土・土】の場合は、総格が水となる可能性は25%であり、木となる可能性は75%ですので、総格が木であった可能性もあるのです。

ただ、武田氏は外格・総格はないものとして判断しているため、土の力量は三格の合計(15程度)となり、それであの水勢を抑えられるものではないと首をかしげているのだと思います。

とはいえ、原局における水の力量だけで50あるため、水旺の大運とあわせると60程度となり、姓名にもし20程度土の力量があったとしても、原局とあわせて土の力量は25程度ですので、やはり全然忌象がないということは、ご兄弟(比劫)の影響も加味しないと論理が成り立ちません(もしくは、誕生日自体が間違っているという可能性もありますが、おそらくその点は武田氏が精査していると思いますので、心配はないでしょう)。

なにはともあれ、姓名が生命エネルギーに直接的に作用している、ということはお分かりいただけたでしょう。この影響は、先天運に作用してその喜忌を変えてしまうのですから、大変大きなものです。もちろん生命エネルギーに作用するわけですので、上記の例のように先天的な病弱傾向を払拭し、根本的な生命力強化にもつながるのですから、決して姓名を軽く見ることはできないのです。