四柱推命旺

十干と十二支から解命を行う本格的四柱推命の専門サイトです。四柱推命の本質と解命方法を詳しく解説し、ユーザーの皆様の理解を深めていきたいと思います。

二十四節気について

この記事では四柱推命を理解するために欠かせない二十四節気について解説を致します。四柱推命において、それぞれの柱に干支を配するために干支暦を採用することは前回の記事でお話しましたが、干支暦の土台となっているのがこの「二十四節気(にじゅうしせっき)」なのです。

二十四節気は、十二の節と十二の気から成り立っているため、これらあわせて二十四節気と呼びます。二十四節気とは、地球における太陽の見かけ上の通り道である黄道と、天の赤道の交点である春分点を0度として円周360度を二十四等分し、一つの気を各15度としてそこに節と気を一つずつ配したものです。

これを「定気法(ていきほう)」と呼びます。ちなみに定気法が実施される以前は、冬至から翌年の冬至までの時間を二十四等分して導き出す「平気法(へいきほう)」が用いられていました。しかし平気法では実際の太陽の運行と合致しないため、後に定気法が用いられるようになったのです。

干支暦・二十四節気の一番の特徴

二十四節気は、月の節目を変わり目を示す「節」と、節と節の中間にある「中気」とで成り立っています。恐らく最もよく知られているのは「夏至」や「冬至」、「立春」や「立冬」といったものでしょうか。二十四節気を土台とする干支暦の最も大きな特徴は以下です。

  1. 立春をもって年の始まりとする
  2. 節入りの日時分をもって月の変わり目とする

ということなのです。このため干支暦では年の開始は1月1日ではなく、2月の4日頃となります。頃というのは、その年その年で立春時の太陽の位置が変わるため、2月5日になることもあるからです。

また月の変わり目も節によるため、月はじめの1日ではなく、大抵は5日を過ぎた頃となります。このため「11月だから亥月」とか、「12月だから子月」という風にはならず、その年によって変わる節入り日を見て干支を判断しなければなりません。

二十四節気 一覧表

以下は二十四節気の一覧表です。分かりやすいよう、季節も書き入れましたので参考にしてください。

四季月支節気節入り日
立春
雨水
2月4日頃
2月19日頃
啓蟄
春分
3月6日頃
3月21日頃
清明
穀雨
4月5日頃
4月20日頃
立夏
小満
5月6日頃
5月21日頃
芒種
夏至
6月6日頃
6月22日頃
小暑
大暑
7月7日頃
7月23日頃
立秋
処暑
8月8日頃
8月23日頃
白露
秋分
9月8日頃
9月23日頃
寒露
霜降
10月8日頃
10月24日頃
立冬
小雪
11月8日頃
11月22日頃
大雪
冬至
12月7日頃
12月22日頃
小寒
大寒
1月6日頃
1月20日頃

このようになっておりますので、普通自分の生年月日時で四柱八字を出したいという場合は、万年暦のようなものが必要です。それから先程も言いましたが、年の変わり目は立春になりますので、立春を境に年の干支と月の干支が切り替わります。よく「今年は酉年」などと言いますが、1月の間はまだ前年の干支ですので、この表現は正確ではありません。

また日付は1月6日頃などとありますが、実際にはその年年によって何日・何時・何分と細かく定められており、それによって月や年の干支が切り替わります。ですから場合によっては、何分何秒といった僅かな生時の違いで月と年の干支が異なるというケースも起こり得るのです。

以上のことから分かるように、四柱推命では、二十四節気を元に導き出された干支を基準としてその人の性質や命運を予測します。つまり四柱推命とは、太陽と地球の相関関係から導き出される科学的な占いとも言えるのです。